発酵食品の驚異

日本は世界に誇る長寿の国。その秘訣は味噌や醤油、納豆などの発酵食品であると言われています。その中でもかつて最も長寿だった沖縄の人たちは、泡盛を造るときに出来るもろみ(黒麹菌の発酵による食品)を料理に古くから使用しています。

しかし沖縄の平均寿命は今や27位。沖縄は戦後、アメリカ軍のために輸入牛を格安に販売するようになり、牛肉の消費が増え、直腸癌がぐっと増えたそうです。

外国で言えば、ケフィア(ヨーグルトのような発酵食品)で有名なコーカサス地方も長寿村として知られています。フランス人は高脂肪食をしているのに、心筋梗塞が少ないのはワインのおかげと言われています。(しかし、ワインの飲み過ぎで消化器系疾患による死亡率はとても高いので、これを健康食と数えるかは疑問ですが...)

平均寿命は、その国の衛生事情や風土にも大きく関係するので、これを一概に判断するのはナンセンスですが、発酵食品が人々を色々な病気から守っているのは確かなようです。

味噌は原爆から人を救った(長崎とチェルノブイリ)

長崎の原爆投下後、秋月辰一郎という医師が「味噌が原爆の後遺症を救った旨」を記述したそうです。その後、広島大学の伊藤明弘教授は、マウスを使って、味噌と醤油入りの餌をあたえたマウスが放射能で傷んだはずの編膜細胞の再生が見られたと発表しています。これはヨーロッパでも知られ、1986年のチェルノブイリ原爆の際、味噌が大量に輸出されました。

1965年、国立がんセンターでは、みそ汁を毎日飲んでいる人には食道癌、胃ガンの発生がきわめて少ないということ発表しました。

テンペをたべるインドネシア人は、クモ膜下出血や脳血栓が少ない

インドネシアのテンペ(大豆をクモノスカビで発酵させた食品)を食べている人たちは、クモ膜下出血や、脳血栓が非常に少ないと言われています。

納豆は発ガン物質を押さえる

納豆は、健康食品として良く知られていますが、発ガン物質を抑えたり、血圧を正常に整えたりする働きがあります。納豆ももちろん発酵食品です。