お豆腐や、大豆の煮物、おから・・・こういったものは健康食品ー身体に良い!って歌われてますよね。 低脂肪、低カロリー、高タンパク。脂肪たっぷりのお肉に比べてヘルシ〜!!ということで、日本ではもちろんのこと、アメリカでここ20年間くらいの間にすっかりソイブーム。 今やふつうのアメリカ人の家にもソイソースは当たり前に置かれていて、ソイミルク、ソイバーガー、エダマーメ (と必ず外人は発音する)などはどこのスーパーでもお目にかかることが出来ます。今や世界の3分の2のソイミルクはアメリカで生産されているそうです。大豆から作られた油はあらゆるスナックや冷凍食品にしようされ、レストランなどでも大量に使用されています。
しかし、最近『大豆は健康食ではないーむしろあなたの健康を害する!!』みたいな記事がよく出ているのはご存知ですか?その理由は色々イロイロいろいろあるのですが、その中のいくつかをあげると、GMO(遺伝子組み換え大豆)が広く使用されていることと、大豆は非常に消化しにくく、消化不良を起こす事により様々な問題となる・・・みたいなことです。
私はソイミルクとか結構好きだし、お豆腐や油揚げ、おからなんて、伝統的な日本食じゃあないかっ!たとえアメリカ人が消化出来なかったとしても私達日本人には無関係なのだ〜!!と思い、あまり深く追求することをしませんでした。また、栄養界ではこの人ほど細かい指示をする人はいないんじゃないか?と思われるPaul Pitchfordに栄養相談を受けた時に、豆乳は自分で作れば飲んでも良いよと言われたので、自分で作れば・・というところを省略して飲んでいました。(人の話を聞いていない?)いや、一度作ってみたんですけど、美味しく出来なかったんで、ちょっとがっかりして、それ以来やってないんですね。どなたか美味しい豆乳の作り方知ってる方ー教えてください。
しかし、昨日、大豆製品に関する詳細レクチャーを聞いて、『なんでイケナイと言われてるのか』ということについての理解が深まったので、今日のテーマにしてみました。イケナイ・・ところだけ見ていると、大豆と癌の関係、アレルギーの関係、更年期障害の関係、骨ソショウ症など、いくらでも取り上げられています。でも単に大豆・・ということではなく、大豆製品ーというところにも充分ご注目ください。
そう。なんてったって、イケナイのは、アメリカの大豆製品の2/3以上はGMO(遺伝子組み換え)の大豆を使ってるらしいんですね。遺伝子組み換えがなんでイケナイかは、また一つの大きなトピックになってしまうので省略しますが、要するに身体にどのような悪影響を及ぼすかのデータが充分揃っていないが、アレルギーや病気を引き起こす原因になるという疑いがかなり高いと。ーしかし、オーガニック製品を選べば、このGMOは使われていないはずだし、日本の製品には、イヤと言うほど、『遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。』『遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。!』『遺伝子組み換え大豆は使用しておりません!!』『遺伝子組み換え大豆は使用しておりません!!!』とパッケージに書いてありますからね。ー製品にをきちんと選べばはこの問題は避けられるということになります。
さて、次なる問題は、加工食品。ソイバーガー。ソイチーズ、ソイチキンナゲット、ソイドック・・・。これらは大豆から出来ているといえども、その課程がどういうものだか、これは製品によって違うとは思いますが、ケミカルをつかって抽出してるものもあるだろうし、添加物や、保存料・・そういうったものがふんだん(?)に入っている可能性大です。パッケージにはコレステロールゼロ!とか健康に良い〜!みたいなことが書かれているでしょうが、これはあくまでも大豆の効能。加工しまくったこのような製品を食べる事自体の危険性のほうが高いというわけです。まあ、残念ながら、豆腐自体が加工食品。油揚げなんかに至ってはさらなる加工品でしかも油で揚げて放置してあるもののわけで、ま、健康食品とは呼びがたいかもしれませんね。
さて、この次に問題なのが、消化問題。大豆は、消化するのは結構大変な作業。大豆を消化する酵素を持っていない人も。私達日本人も、大豆製品は頻繁にとりますが、たいていの場合、食事の一部。お味噌汁の具だったり、前菜の冷や奴だったり、お弁当のハシについてくる、煮豆だったり・・・。豆腐ずくし料理ってのもありますが、そう毎日豆腐ばかり食べているわけじゃありませんよね。そこを、兼ねてから大豆など食べてこなかった西洋人が、ビーガン、あるいはベジタリアンにとっての主食にし、ソイバーガー、ソイステーキ、ソイチーズ・・・などと、もし毎日食べていたら・・・それはあくまでも『食べ過ぎ』になってしまい、消化しきれなくなるわけです。
それからもう一つの問題は、フィチン酸(Phytic acid)。大豆に含まれているこのフィチン酸は、ミネラルの吸収を妨げること。プロテインの消化機能を下げることなどが知られており、ただでさえもミネラルの低い現代食をとっている人が、たんぱく質に〜といってソイバーガーをたらふく食べたところで、ミネラルは吸収されず、プロテインは消化不足・・・ということになるわけです。特に育ち盛りの子供にはZincが非常に大切であると言われていて、ソイミルクなどで、大豆加工品を大量などに飲ませることは、成長の妨げになることにもなります。
さて、それでは大豆ってのは身体に悪いのか?
いえいえ、そんなことはありません。私達が伝統的に食べていたように、おかずの一品だったり、おつまみの一つだったり・・・そんな風に上手にお料理に取り入れることが出来れば、これは立派な健康食品となります。そしてですね。なんていっても納豆!醤油!味噌!これらは全て発酵食品なんですね。大豆は発酵することによって、消化の問題を始め、上にあげた数々の問題が、かなり緩和されるそうなんです。それに!納豆に含まれてる酵素(納豆キナーゼ)は、免疫力を高め、脳梗塞・虚血性疾患・老人性痴呆症など、血栓疾患の予防・・などイロイロな効果も言われていますよね。いやはや納豆ばんざ〜い!!なのです。やっぱりソーイソーイと大騒ぎするなら、まず納豆を食べてから出直してこいって感じですよね。
それから最後のおまけでテンペイ。テンペイも納豆と同じ。ホールフード(加工食品ではない)で、こちらも発酵食品。インドネシアの代表的な食べ物ですが、最近ではどこのヘルスストアでもお目にかかることが出来て、お値段もお手頃。(日本では高いらしいですが)。こちらは納豆ほど癖はなく、単純に美味しい!ー大豆製品をメインディッシュにするなら、発酵食品に限る!ですね。
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